眼科
特色
当科では初診の際、紹介状の持参を御願いしております。
特に専門性の高い治療として、下記の3つが挙げられます。
- 「黄斑上膜・黄斑円孔・糖尿病網膜症・裂孔原性網膜剥離に対する硝子体手術」
- 「成熟白内障や急性緑内障発作中といった難易度の高い白内障手術」
- 「糖尿病黄斑浮腫に対する集学的治療」
「硝子体手術」は、最も傷口の小さい27ゲージ、もしくは25ゲージといった小切開硝子体手術を全例で施行しています。エビデンスに基づいた自己閉鎖創による無縫合手術を行うことで、「最大限の視機能回復」・「早期社会復帰」が可能となります。
「白内障手術」は、通常の白内障から難治性白内障まで、同様の手術日程で行っております。(日帰り手術も応需)
「糖尿病黄斑浮腫に対する集学的治療」
通常の眼底検査の他に「OCT(光干渉断層計)」・「OCTアンギオグラフィー」・「蛍光眼底造影」等を行い、病状を精査します。また内科の治療状況(血糖コントロール・血中コレステロール等)を伺います。その後、病状に応じた個別化治療を行います。主として下記の手技から必要なものを組み合わせて行っています。
- 「パターンスキャンレーザー」・・・従来のレーザー(光凝固)と比較して痛みが少なく、また短時間で施行可能です。実際には、汎網膜光凝固(軽症は選択的光凝固)・グリッド光凝固・局所光凝固・閾値下光凝固といった、異なる手技を病状に応じて施行しています。
- 「抗VEGF硝子体注射」・・・網膜血管内皮細胞に作用して黄斑浮腫を引き起こす、VEGFという生体内の因子があります。この薬剤はVEGFを強力に阻害して黄斑浮腫を改善させます。ただし、繰り返し注射を要する場合が少なくありません。
- 「トリアムシノロン注射」・・・近年、糖尿病は慢性炎症疾患と考えられており、様々な炎症性物質の関与が指摘されています。そのため多くの炎症性物質に有効である薬剤として、トリアムシノロンを瞼や眼球に注射します。
- 「硝子体手術」・・・重症な場合に行います。眼球内の炎症性物質や増殖膜を除去して、黄斑浮腫を改善させます。
- 日本眼科学会専門医研修施設
- 紹介受付:月曜午前、水曜午前(他の曜日でも医療機関よりご連絡いただければ可能な限り対応してまいります)
スタッフ紹介
名前 | 徳久 照朗(とくひさ てるあき) |
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職名 | 眼科副部長 |
学歴等 | 平成25年東京慈恵医科大学卒 |
専門医 | 日本眼科学会 |
その他 | 神経眼科相談医 |
名前 | 後藤 真依(ごとう まい) |
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職名 | 眼科医師 |
学歴等 | 平成29年 東京慈恵会医科大学卒 |
名前 | 伊藤 直子(いとう なおこ) |
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職名 | 眼科医師(非常勤) |
学歴等 | 平成20年金沢医科大学卒 |
(令和5年10月1日現在)