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眼科

概要

 眼球は人体の中でも非常に小さな臓器ですが、私たちが日常生活で得る情報の80%以上は視覚を通じてもたらされると言われています。そのため、生活の質(QOL)を維持・向上させるうえで、眼科医が果たす役割は非常に大きいと考えられます。


 眼科を受診される患者さんの多くは、視力の低下をきっかけとされていますが、その原因は白内障、緑内障、糖尿病網膜症など多岐にわたります。そのため、まず重要なのは、患者さんが抱える疾患を「正確に診断すること」です。

 眼科医療は日々進歩しており、当院でも常にエビデンスに基づいた治療を心がけています。ただし、患者さんやそのご家族のご事情やご希望は一人ひとり異なります。当院では、そうした声にしっかりと耳を傾けながら、それぞれにとって最善の医療を提供していきたいと考えています。

 当院では、令和6年4月より非常勤医師2名による診療体制を継続してまいりましたが、令和7年4月からは常勤医師が新たに着任し、より幅広い対応が可能となりました。今後も、地域の皆さまが安心して眼科治療を受けられるよう、最新の医療の提供に努めてまいります。

外来

 外来では眼科一般診療の他、各種検査(蛍光眼底造影、光干渉断層計(OCT)光干渉血管撮影(OCTA)、自発蛍光など)、レーザー治療(網膜光凝固術、後発白内障切開術、虹彩切除術など)、ボトックス注射、トリアムシノロン注射を行っています。

手術

 白内障手術(成熟白内障、チン氏帯脆弱眼など難症例も対応)、翼状片手術、水晶体再建術併用眼内ドレーン挿入術を施行しています。

 加齢黄斑変性、網膜静脈閉塞症に伴う黄斑浮腫、糖尿病黄斑浮腫、近視性脈絡膜新生血管症等に対する抗VEGF硝子体注射を行っております。

 令和7年7月より東邦大学医療センター大森病院網膜硝子体班による予定での網膜硝子体手術を開始いたします。
網膜剥離などの緊急性の高い網膜硝子体手術に対しては対応しておりません。

 当院では日帰り手術、入院での手術を行なっております。1回の入院で両眼の白内障手術を行うことも可能です。

紹介時のお願い

 当院を受診される際は原則として、かかりつけ医療機関からの紹介状をご持参くださいますようお願い申し上げます。
また、より多くの患者様に円滑にご受診いただけるよう、地域連携室を通じて外来の事前予約をお取りいただきますようお願いいたします。
 外来の受付時間は、月曜、水曜、木曜、金曜の午前8時30分から11時までとなっております。
なお、診察の順番は患者様の病状などにより前後する場合がございます。何卒ご了承くださいますようお願い申し上げます。

受診される際のお願い

 眼底の精密検査を行う際には散瞳薬(瞳孔を広げる目薬)を使用いたします。これにより検査後4~5時間程度は眼のピントが合いにくくなり、光をまぶしく感じることがございます。そのため乗用車はもちろんのこと、自転車も含め、ご自身での運転は大変危険ですので、公共交通機関のご利用やご家族の送迎など、安全な手段でご来院くださいますようお願い申し上げます。
 また、当科では地域の診療所の先生と積極的に連携を図っております。治療により病状が安定された患者様につきましては今後の継続的な診療はお近くの診療所にてお願いする場合がございます。何卒ご理解とご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。

スタッフ紹介

名前 大矢 紘輔(おおや こうすけ)
専門分野 眼科一般
職名 眼科医師
学歴等 北里大学卒業
認定資格 視覚障害者用補装具適合判定医師研修会受講終了
ボトックス認定医
iStent講習会受講終了
水晶体嚢拡張リング講習会終了
がん診療に携わる医師等に対する緩和ケア研修会終了
オンライン診療研修終了
所属学会 日本眼科学会
ドライアイ研究会
名前 杉本 智美(すぎもと ともみ)
専門分野 眼科一般
職名 眼科医師
学歴等 富山大学卒業
認定資格 水晶体嚢拡張リング講習会終了
日本医師会認定産業医
所属学会 日本眼科学会
名前 和田 奈緒子(わだ なおこ)
専門分野 眼科一般、ロービジョン
職名 眼科医師
学歴等 東邦大学卒業
認定資格 日本眼科学会認定眼科専門医
身体障害者福祉法指定医(視覚障害)
難病指定医
ボトックス認定医
視覚障害者用補装具適合判定医師研修会受講終了
iStent講習会受講終了
水晶体嚢拡張リング講習会終了
所属学会 日本眼科学会
網膜硝子体学会
神経眼科学会
名前 秋山 朋代(あきやま ともよ)
専門分野 眼科一般
職名 眼科医師
学歴等 東邦大学卒業
認定資格 日本眼科学会認定眼科専門医
身体障害者福祉法指定医(視覚障害)
難病指定医
臨床研修指導医講習終了
所属学会 日本眼科学会
日本眼科手術学会
日本角膜学会
日本コンタクトレンズ学会

(令和7年4月1日現在)