- 放射線治療は「切らない」がん治療です。
- 臓器の機能や形態を保ちながら治療を行います。
- 幅広い疾患・病態に適応があります。ぜひご相談ください。
当院の放射線治療は、昭和59(1984)年6月の第1例目開始から2000例以上の経験を有しております。令和元(2019)年11月11日に、新しい機械とともに「放射線治療科」として診療を再開いたしました。これからも地域医療に貢献できるよう努めて参ります。
放射線治療は、手術、化学療法と並ぶ3大がん治療法の1つです。がんに放射線を集中させる機器や技術の登場により、放射線治療の精度は急速に向上しています。がんとその周囲のみに放射線をあてるため、臓器の機能や形態を温存することができます。また、近年では患者数の増加や高齢化に伴い、体への負担が少ないがん治療として注目されています。
放射線治療では、高エネルギーX線や電子線といった放射線を用いてがん治療を行います。これらはがん治療で使われる一般的な放射線です。治療は、1日1回、週5日の日程で行います。がんの制御に必要な回数はおおよそ20-35回前後です。また、進行したがんの痛みや出血など、がんに伴う症状を和らげるのにも大きな役割を果たします。この場合は10回前後の予定とし、病状によっては1-5回程度で終えることもあります。適切な放射線量と回数は、疾患や治療方法により異なります。診察時に放射線治療専門医が個別に判断し、ご説明いたします。通院で治療可能な場合も多く、仕事や日常生活との両立についてもご相談ください。抗がん剤などの薬物を併用する場合や通院が難しい場合は、各疾患の診療科と相談の上、入院で治療を行います。
診療方針は、キャンサーボードやカンファレンスで他診療科と連携しながら決定しています。院内の緩和ケアチームにも参加し、放射線治療後の経過観察や、放射線治療の適応がある患者さんの把握を随時行っています。
当院は、高精度放射線治療装置「True
Beam」を導入しています。さらに、赤外線カメラによるナビゲーションシステムとX線撮像システムを設置し、高精度かつ短時間での位置合わせを行います。また、呼吸同期システムを搭載しています。高精度放射線治療である強度変調放射線治療や肺・脳・骨・肝臓・前立腺などの定位照射を行うことができます。治療計画はRay
Station、Eclipseを用い、撮影にはワイドボア治療計画専用64列CTを使用しています。これらを駆使し、患者さん一人一人に合わせた最適な治療計画を立案します。
日々の診療は、常勤の放射線治療専門医、専任看護師、診療放射線技師、受付事務員が共同で行います。非常勤の放射線治療専門医や医学物理士による支援体制も整っています。定期的にカンファレンスを行い、情報共有と知識・技能の向上に努めています。
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誠に恐れ入りますが、当科は完全紹介予約制(医療機関からのみ)となっております。診療を希望される際は、事前に地域医療連携室にご連絡をお願いいたします。緊急の場合は当日でも対応いたします。お電話でご相談ください。その他、適応のご相談だけでも構いません。