形成外科・美容外科
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傷のケアセンター
東京労災病院 形成外科・美容外科の特色
形成外科は体表面と体表に近い体の異常を治療する外科の一分野です。形成外科の治療には、生まれつきの異常、けが・やけど、あざ・腫瘤、きずあと・体の変形、美容外科が含まれます。東京労災病院 形成外科・美容外科ではそれらの全てに対応しております。そして当科開設以来、患者さんが治療に満足され生活の質が高まるように努めて参りました。
当科は昭和大学医学部 形成外科の教育関連施設(日本形成外科学会認定)です。当科では学会や研究会に積極的に参加して最新の知見を取り入れるとともに、当院で行っている新しい治療法とその成果について発表しております。
形成外科・美容外科外来は毎週月曜日から金曜日まで、一般外来と各種の専門外来を行っております。どのような状態・疾患でも、曜日や専門外来の種類に関係なく、いつでも受診下さい。受付時間は病院案内をご参照下さい。なお外傷、熱傷、感染症、壊疽などの急患は常時受け付けております。
形成外科・美容外科の治療内容
当科で行っている形成外科・美容外科治療の内容につきまして、少し詳しく紹介致します。
A 生まれつきの異常(先天異常):当科では口唇口蓋裂、耳の変形、瞼の異常、手足の変形、胸腹部・外陰の異常などの治療を行っております。手術時期は異常の部位と内容により異なりますが、早いものでは生後3ヶ月から行います。昭和大学医学部 形成外科のご指導を頂きながら、長期間にわたる患者さんのケアを行っており、成人後にも残る変形に対する形成手術も行っております。
B けが・やけど(外傷・熱傷):当科では体表面の全ての挫創や熱傷の治療と、顔面の骨折の整復術、切断された手指の接合手術を行っております。その際、外傷・熱傷後のきずあとが出来るだけきれいに治るよう努めております。特に熱傷に対しては、痛みの少ない創の被覆と皮膚再生を促進する外用薬とを併用した新しい治療を行っております。 C きずあと・ひきつれ・体の変形(瘢痕・拘縮・組織欠損):当科では外傷や熱傷後、手術後に残った瘢痕、ケロイド、拘縮(ひきつれ)に対する治療を行います。熱傷後の変形、癌の手術や重度の外傷により失われた体の一部を再建する治療も行っております。 D あざ・腫瘤(血管腫・母斑・皮膚軟部腫瘍):当科ではさまざまなタイプの血管腫に対してレーザー(V‐beam)を主とした治療を行っております。また当院皮膚科とともに黒・茶・青色の母斑に対する治療、皮膚軟部組織の良性・悪性腫瘍の治療を進めております。 E 美容外科:当科では形成外科に加えて、ふたえ瞼、しみとりなどの治療を行っております。患者さんの状態によっては、眼瞼下垂や腋臭症等のように健康保険で治療できる疾患もございますので、ご遠慮なくお問い合わせ下さい。