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RI装置(Symbia Evo Excel)

アイソトープ検査とは

アイソトープ検査は、核医学検査またはRI(Radio Isotope)とも言われています。放射線を放出する放射性同位元素を含んだ薬(放射性医薬品)を体に投与して病気の有無を調べる検査方法です。

目的とする臓器や病変部に集まった薬から放出される微量の放射線(ガンマ線)を専用のカメラ(ガンマカメラ)で撮像します。CT検査やMRI検査では、主に臓器の形態の異常を調べるのに対し、核医学検査は、投与された放射性医薬品の分布や集積量、経時的変化の情報から、臓器や組織の形態だけでなく、機能や代謝状態などを評価することができます。

検査撮像時間は検査の種類によって異なりますが、約30分から1時間程度です。薬を投与してすぐ撮像する検査や、数時間後あるいは数日後に撮像する検査もあります。また、食事制限が必要となる検査もありますのでご注意ください。

当院で稼働しているガンマカメラ

ドイツ・シーメンス社製 SOMATOM Sensation 64 最先端の技術を取り入れた高感度で高画質な画像を提供できる装置です。
Siemens社製 Symbia Evo Excel

エックス線検査との違い

エックス線検査は、体の外から放射線をあてて放射線の透過量の違いを画像にする検査です。
アイソトープ検査は、投与された検査薬から出てくる放射線を画像にする検査です。

x線検査と核学検査の違い

検査で受ける被ばく線量

1回のアイソトープ検査で受ける放射線の量は、検査の種類によっても異なりますが、私たちが1年間に自然界からあびる放射線量の1/5~5倍位です。投与された薬から放出される放射線は時間とともに少なくなり、尿や便に混じって体外に排出されますので身体への影響は心配ありません。

主な検査

  • 脳血流シンチ・・・術前後の脳血流評価や統計解析を用いて認知症の診断に用います。
  • 心筋シンチ・・・・・心筋梗塞・狭心症などの診断に用います。
  • 骨シンチ・・・・・・・骨折・炎症・骨転移などの診断に用います。

胸部~腹部大血管その1

脳血流シンチ

胸部~腹部大血管その1

心筋シンチ

胸部~腹部大血管その2

骨シンチ

  • その他、甲状腺シンチ、肺血流シンチ、腎動態シンチ等さまざまな検査を行っています。

検査を受けるにあたっての注意点

検査に使う薬は有効期限が短く時間が経過すると無効になりますので、予約日時には必ず来院してください。

下記に当てはまる方は検査が出来ない場合があります。あらかじめ担当者にお申し出ください。

  • 妊娠中、または妊娠している可能性のある女性。
  • 授乳中の女性。
  • 乳幼児がいる方。